年回忌法要早見表【2026年・令和8年】数え方と勤める時期を住職が解説

2026年(令和8年)に大切な方の年回忌法要を控えている遺族や施主にとって、今年は誰がどの回忌にあたるのかを正確に把握することは、準備の第一歩です。この記事では、一目でわかる「年回忌法要早見表」をご用意し、回忌の数え方や法要を執り行うべき時期について、住職の立場から分かりやすく解説いたします。日程をスムーズに決定し、お寺への相談や親族への連絡を安心して進めるための判断材料としてお役立てください。

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2026年(令和8年)の年回忌法要早見表

故人が亡くなられた年から、2026年に迎える回忌を探していただけます。

令和8年に年回忌を迎える方の一覧(和暦・西暦対応)

2026年(令和8年)に年回忌法要を迎える方の没年と、亡くなってからの年数の一覧です。

回忌(法要の名) 亡くなった年(和暦) 亡くなった年(西暦) 亡くなってからの年数
一周忌 令和7年 2025年 1年
三回忌 令和6年 2024年 2年
七回忌 令和2年 2020年 6年
十三回忌 平成26年 2014年 12年
十七回忌 平成22年 2010年 16年
二十三回忌 平成16年 2004年 22年
二十五回忌 平成14年 2002年 24年
二十七回忌 平成12年 2000年 26年
三十三回忌 平成6年 1994年 32年
三十七回忌 平成2年 1990年 36年
五十回忌 昭和52年 1977年 49年
百回忌 昭和2年 1927年 99年

早見表の見方 ― 亡くなった年から探す

この早見表は、故人が亡くなった年(没年)を基準にして、2026年にどの法要を勤めるべきかを探すために使用します。

お手元のお位牌や過去帳、お墓の墓碑などに刻まれている故人の「亡くなった年(没年)」をご確認ください。その年が表の「亡くなった年」のいずれかに該当していれば、2026年にその左側に記載されている年回忌法要を執り行うことになります。

表に載っていない年に亡くなった場合

故人が亡くなった年が早見表にない場合、2026年に勤める年回忌はありません。

例えば、2023年(令和5年)に亡くなった方の場合は、2024年に一周忌、2025年に三回忌を勤めているため、2026年は法要の当たらない年となります。年回忌法要は毎年行うものではなく、定められた特定の節目にのみ執り行うものであるため、該当しない年は静かに故人を偲ぶ日々をお過ごしください。

年回忌の数え方と、自分で計算する方法

早見表に載っていない年の場合や、来年以降の回忌を知りたいときは、数え方が分かればご自身で計算していただけます。

一周忌は満1年、三回忌からは「回忌の数−1」年

回忌の数え方を一周忌と三回忌以降で対比した図。一周忌は亡くなった年の翌年で、満1年で勤める(例:2025年に亡くなった方は2026年)。三回忌以降は亡くなった年を1年目として数え、「回忌の数−1」年が経過した年に勤める(例:三回忌は3−1=2で、2024年に亡くなった方は2026年)。二回忌という法要はないことを示している

年回忌の数え方において、多くの方が混同しやすいのが「満年齢」と「数え年」の違いです。

最初の法要である「一周忌」だけは、故人が亡くなってから「満1年(翌年)」の節目に執り行います。しかし、三回忌からは数え方が変わります。亡くなった年を「1年目」として数えるため、実際には亡くなってから「回忌の数から1を引いた年数」が経過した時に法要を勤めます。

亡くなった年の西暦から計算する手順

年回忌法要が何年に行われるかは、故人が亡くなった西暦の年に簡単な計算式を当てはめることで、ご自身でも計算が可能です。

三回忌以降の計算は「亡くなった西暦 +(求めたい回忌の数 − 1)」で求められます。例えば、2014年に亡くなった方の十三回忌を計算する場合、13から1を引いた「12」を2014に足すことで、2026年が法要の年であると導き出せます。なお一周忌だけはこの式にあてはまらず、亡くなった年の翌年(西暦に1を足した年)に勤めます。

一周忌の次が二回忌ではなく三回忌になる理由

一周忌の翌年に執り行う法要が「二回忌」ではなく「三回忌」と呼ばれるのは、数え方の基準が変化するためです。

一周忌は「丸1年が経過した」という満年齢の考え方で数えますが、その翌年は亡くなった年から数えて「3年目」にあたります。三回忌からは亡くなった年を1年目として数えるため、一周忌の翌年の節目が「三回忌」となり、二回忌という名称の法要は行われません。

四十九日などの忌日法要は日数で数える

年単位で執り行う年回忌法要とは異なり、四十九日などの法要は亡くなった日からの「日数」を基準にして数えます。

四十九日をはじめとする忌日法要は、亡くなった日を基準に日数で数えますが、その数え始めをいつにするかはお寺や地域によって異なります。四十九日の数え方や日程の決め方については、別の記事で詳しく解説しています。

年回忌法要をいつ勤めるか

大切な方の節目となる法事の日程を決める際、いつ執り行うべきか悩まれる方も多いでしょう。そもそも法事とはどのような意味を持つ行事なのか、法事の準備や当日の流れとあわせて別の記事で詳しく解説しています。

祥月命日と同じ日、または前後の集まりやすい日に勤める

年回忌法要を執り行う日は、本来であれば故人が亡くなった月日と同じ日である「祥月命日(しょうつきめいにち)」の当日が理想とされています。

しかし、平日の場合は親族が集まりにくいことも多いため、その場合は命日より前の土曜日や日曜日など、皆が参集しやすい休日に日程を調整するのが一般的です。命日を過ぎてから法要を行うのは避けるとされているため、命日よりも前の日程で調整します。

複数の年回忌が重なったとき(併修)

同じ年に複数のご先祖様の年回忌法要が重なった場合、それらを一度にまとめて執り行うことを「併修(へいしゅう)」または「合斎(がっさい)」と呼びます。

日程は、先に来る側の法要の年に合わせるのが一般的です。たとえば今年が七回忌、翌年が十三回忌にあたる場合、今年にまとめて勤めます。ただし併修をどう扱うかはお寺によって考え方が異なりますので、事前にお寺へご確認ください。

友引や仏滅といった六曜との関係

法要の日取りと六曜の関係を示した図。六曜は仏教の教えや作法とは関係がなく、大切なのは故人を偲ぶことだとしたうえで、①六曜は仏教と無関係(中国から伝わった占いが起源)②仏滅・友引でも勤められる(日の吉凶で決めなくてよい)③気にされる方には配慮(親族の受け止めに合わせて調整)の3点を挙げ、六曜を気にされるご親族の気持ちを尊重しつつ、集まりやすい日を優先することを示している

法要の日程を決める際、カレンダーに書かれている「友引」や「仏滅」などの六曜を気にされる方がいらっしゃいます。

しかし、六曜は中国から伝わった占いが起源です。「正像末和讃」親鸞聖人|光華学園の解説では、「また『仏滅』という言葉は、これも仏陀や仏教とは何の関係もありません」と説明されています。

浄土真宗の宗祖である親鸞聖人も、『正像末和讃』に「かなしきかなや道俗の 良時吉日えらばしめ」と、日の吉凶を選ぶ当時の風潮を嘆く言葉を残しました。

そのため、仏滅や友引の日に法要を執り行っても差し支えありませんが、親族の中に六曜を気にされる方がいる場合は、配慮して日程を選びます。

日程が決まったら早めにお寺へ相談する

法要を執り行う日程の候補がいくつか決まったら、できるだけ早く、目安としては2〜3ヶ月前にはお寺へ連絡して相談を始めましょう。

特に春や秋のお彼岸の時期、お盆の時期、あるいは土曜日や日曜日などは法要の予約が重なりやすいため、直前の連絡では希望の日時に僧侶の都合がつかないことがあります。施主として余裕を持って準備を進めるためにも、日程の候補が固まった段階でお寺へご相談ください。

宗派によって年回忌は変わるのか

宗派によって年回忌を勤める年が違うのではないか、というご質問をいただくことがあります。

年回忌を勤める年は宗派を問わずおおむね共通

一周忌や三回忌、七回忌といった、年回忌法要を執り行う「年(没年からの経過年数)」自体は、どの宗派であってもおおむね共通しています。

曹洞宗や真言宗、浄土真宗など、どの宗派であっても早見表に示された該当年に法要を迎えることに変わりはありません。ただし、それぞれの宗派によって、法要に対する教義上の位置づけや、特定の回忌をどのように重んじるかといった考え方には違いが見られます。

二十五回忌を勤める場合と、二十三回忌・二十七回忌を勤める場合

二十三回忌と二十七回忌をそれぞれ勤める場合と、その二つに代えて「二十五回忌」を勤める場合があり、地域や宗派、お寺によって分かれます。

この二十五回忌を重視するかどうかは、それぞれの地域に根づいた慣習や、お世話になっているお寺の考え方によって判断が分かれます。ご自身の家がどちらの形式で法要を勤めるか迷われた際は、お勤めをお願いするお寺に直接お尋ねください。

浄土真宗における年回忌の受けとめ方

年回忌法要をどのように受けとめるかは、宗派によって考え方が異なります。

「よくあるご質問|浄土真宗本願寺派(西本願寺)」では、法要の意義について次のように示されています。

しかし、浄土真宗の味わいでは、亡き人は阿弥陀仏の救いによってすでに浄土に生まれ、仏さまになっておられます。ということは、こちらから善を振り向ける必要はないのです。法事はあくまで、参拝者一人ひとりが「私のために」仏法を聞く仏教行事なのです。

このように、浄土真宗における法要は、故人を縁として生きている私たちが仏さまの教えに出会い、感謝の心を深める大切な機会として受け止められています。

何回忌まで勤めるかの考え方

年回忌法要を何回忌まで勤め続けるかについては、一般的に「三十三回忌」や「五十回忌」を一つの区切りとすることが多いです。

この最後の法要を執り行うことを「弔い上げ(とむらいあげ)」と呼び、これ以降は個別の法要を終えてご先祖様全体としてお祀りしていく形に移行します。年忌法要を何回忌まで勤めるか、弔い上げをどこに置くかという判断については、別の記事で詳しく解説しています。

年回忌法要の早見表に関するよくある質問

年回忌の数え方や日程について、施主の方からよく寄せられる質問にお答えします。

2026年に何回忌にあたるかを自分で調べる方法はありますか?

2026年に何回忌を迎えるかは、故人の亡くなった年(没年)の西暦に、求めたい回忌の数から1を引いた数を足すことで調べられます(三回忌以降の場合)。

例えば、2014年に亡くなった方の十三回忌を調べる場合、2014に12(13-1)を足すと2026年になり、2026年が十三回忌にあたることがわかります。

年回忌の計算ができるアプリやツールはありますか?

没年月日を入力すると自動で年回忌を計算するウェブツールもありますが、この記事の早見表であれば、亡くなった年を照らし合わせるだけで2026年に迎える回忌が分かります。

表に載っていない年に亡くなった場合も、三回忌以降は「亡くなった西暦+(回忌の数−1)」で計算できますので、ご自身で確認していただけます。

一周忌の次はなぜ二回忌ではなく三回忌なのですか?

一周忌は亡くなってから「満1年」の節目に勤めますが、三回忌からは亡くなった年を1年目とする「数え年」で数えるため、満2年目(翌々年)が三回忌となります。

このため「二回忌」という法要は存在せず、一周忌の翌年に勤める法要が三回忌と呼ばれることになります。

曹洞宗や真言宗でも年回忌を勤める年は同じですか?

はい、曹洞宗や真言宗、浄土真宗など、宗派が異なっても一周忌や三回忌、七回忌などの年回忌を勤める年(没年からの年数)自体は基本的にすべて同じです。

ただし、二十五回忌を勤めるか、あるいは二十三回忌と二十七回忌を勤めるかといった細かな違いや、法要に対する教義上の捉え方は宗派によって異なります。

年回忌法要はいつまで勤めるのが一般的ですか?

年回忌法要は、一般的に「三十三回忌」または「五十回忌」を一つの節目として、最後の法要とする「弔い上げ(とむらいあげ)」を行うことが多いです。

弔い上げを終えた後は、お寺に永代供養を依頼するなど、その後の管理方法について家族や親族と相談して決めるのが一般的です。

四十九日はどのように数えますか?

四十九日は、亡くなった日を基準に日数で数え、49日目にあたる日に法要を執り行います。

ただし数え始めをいつにするかはお寺によって異なり、当寺では故人が亡くなられた前日を1日目として数えています。数え方の詳しい違いは四十九日の数え方を解説した記事でご紹介していますので、あわせてご確認ください。

まとめ

2026年(令和8年)に年回忌法要を迎える方は、故人が亡くなった年を基準に早見表から特定することができます。一周忌は満1年、三回忌以降は数え年で計算するため、日程を調整する際は数え間違いのないよう注意しましょう。

法要を執り行うにあたって必要となるお布施の相場など、法事で包むお金のマナーについては別の記事で詳しく解説しています。大切な方の節目を穏やかに迎えられるよう、早めにお寺や親族へ相談し、ゆとりを持って準備を進めてまいりましょう。

年回忌の日程は、お寺の予定とご親族の都合を合わせて決めていくものです。西栄寺は大阪・堺・尼崎などに拠点を置く浄土真宗の単立寺院で、回忌法要のご相談もお受けしています。今年のご法事について決めかねている点があれば、お気軽にお尋ねください。

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参考文献

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この記事を書いた人

西栄寺の住職、山田博泰です。僧侶として70年、住職として40年にわたり、ご葬儀や法事、永代供養、納骨堂のご相談にお応えしてきました。「はい!っと返事、にこっと笑顔で、ぽん!っと行動」を教訓に、檀信徒の皆さまに親しみやすいお寺をめざして歩んでいます。供養や終活で不安を抱える方へ、お寺の立場から丁寧にお伝えします。

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