浄土宗と浄土真宗の違いとは?教え・お経・作法をわかりやすく比較解説

実家や嫁ぎ先の宗派がどちらか分からないまま葬儀や法事を控えていると、作法や準備に迷うものです。この記事では、浄土宗と浄土真宗の違いを、教えやお経、お参りの作法から順に比較していきます。

どちらの宗派が優れているかという優劣ではなく、それぞれの公式な説明に基づき、目に見える作法や見分け方を整理しました。

当寺(西栄寺)は、どの派閥にも属さない「単立寺院」として活動する浄土真宗の寺院です。住職の山田博泰は、もともと浄土真宗本願寺派の僧侶として研鑽を積んでまいりました。

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浄土宗と浄土真宗は、まず何が同じなのか

違いを知りたくて調べ始めた方には意外かもしれませんが、この二つの宗派は根っこの部分をほとんど共有しています。共通点を押さえておくと、違いが何を意味するのかも見えやすくなります。

どちらも阿弥陀如来をご本尊とし、南無阿弥陀仏をとなえる

浄土宗と浄土真宗には、信仰の根本において大きな共通点があります。どちらの宗派も、生きとし生けるものを救うと誓われた「阿弥陀如来(阿弥陀仏)」をご本尊として仰いでいます。

また、お参りの際にはどちらも「南無阿弥陀仏」のお念仏をとなえます。浄土宗とは|浄土宗【公式サイト】は、浄土宗を「南無阿弥陀仏(お念仏)の宗派」と説明しています。

よりどころとする経典は同じ「浄土三部経」

両宗派が最も大切にしている聖典(お経)も共通しています。はじめての浄土宗|浄土宗【公式サイト】によると、浄土宗は「お釈迦さまがお説きになった『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』の三部経をよりどころとします」と説明されています。浄土真宗がよりどころとするのも同じ三つの経典で、総称して「浄土三部経(じょうどさんぶきょう)」と呼びます。

このように、信仰の対象となる仏さまと、よりどころとする経典の根本は同じです。

違いが表れるのはどこか(早見表)

浄土宗と浄土真宗の違いを3項目で比較した表。お念仏の受け止め方は、浄土宗がとなえれば誰もが救われる、浄土真宗が阿弥陀さまからのよび声。亡くなった方の名は、浄土宗が法名(いわゆる戒名)、浄土真宗が戒名とは呼ばず法名。お位牌は、浄土宗がお位牌に記してお祀りする、浄土真宗が過去帳や法名軸に記す。どちらも阿弥陀如来を仰ぐ教え

根本的な共通点を持つ両宗派ですが、教えの受け止め方や日常の作法にはいくつかの違いがあります。主な違いを以下の早見表にまとめました。

比較項目 浄土宗 浄土真宗
お念仏の受け止め方 となえれば、誰もがひとりのこらず救われる 阿弥陀さまからの「私にまかせなさい」というよび声
亡くなった方の名 「法名(いわゆる戒名)」と呼ぶ 「戒名」とは呼ばず「法名」と呼ぶ
お位牌 お位牌に記してお祀りする 原則として用いず、過去帳や法名軸に記す

法然聖人と親鸞聖人 ― 師弟から二つの宗派へ

同じ仏さまを仰ぎ、同じ経典をよりどころにしながら、なぜ二つの宗派に分かれたのか。その事情は、開祖であるお二人の関係にさかのぼります。

浄土宗の開宗と法然聖人

はじめての浄土宗|浄土宗【公式サイト】によると、浄土宗は法然上人(1133-1212)が1175年(承安5)に開かれました。総本山は知恩院です。

法然聖人は、お念仏をとなえることで誰もが救われるという道を説かれました。

親鸞聖人が受け継いだもの

浄土真宗を開いた親鸞聖人は、法然聖人の弟子にあたります。

はじめての浄土真宗|浄土真宗本願寺派(西本願寺)によると、親鸞聖人がお生まれになったのは平安時代の終わりごろで、大きな戦がたびたび起こり、災害や飢饉などがくり返し発生した、先の見えない混乱の時代でした。その時代に生まれた親鸞聖人は、比叡山で長く修行を重ねた末に法然聖人と出会い、お念仏の教えを受け継がれました。

「どちらが古いのか」「どちらが上なのか」という問いについて

歴史的な順序としては、師である法然聖人が開いた浄土宗が先であり、弟子の親鸞聖人が開いた浄土真宗が後になります。

「どちらが上なのか」という疑問を抱く方もいらっしゃいますが、これらは教義の優劣を競うものではありません。どちらも阿弥陀如来の救いを信じ、お念仏を大切にする尊い教えであり、上下の関係は存在しません。

教えの違い ― お念仏を「となえる」か、「よび声」と聞くか

では、師と弟子で受け止め方はどこが分かれたのでしょうか。両宗派の違いが最もはっきり表れるのが、お念仏をどう受け止めるかという一点です。

浄土宗が説くお念仏

浄土宗とは|浄土宗【公式サイト】によると、「となえれば、誰もがひとりのこらず救われる」というお念仏の教えが説かれています。

同じはじめての浄土宗|浄土宗【公式サイト】は、浄土宗の信仰を「阿弥陀仏の平等のお慈悲を信じ、「南無阿弥陀仏」とみ名を称えて、人格を高め、社会のためにつくし、明るい安らかな毎日を送り、お浄土に生まれることを願う信仰です」と説明しています。

浄土真宗が受け止めるお念仏

一方、はじめての浄土真宗|浄土真宗本願寺派(西本願寺)によると、「南無阿弥陀仏」は願掛けのセリフではなく、阿弥陀さまが私たちに向かって「私にまかせなさい、あなたを必ずすくうから安心して生きて」とよびかけている「よび声」であるとされています。

そのよび声に気づかされた私たちが、感謝の心でお念仏をとなえさせていただく。浄土真宗ではお念仏をこのように受け止めます。

修行や戒律に対する考え方の違い

はじめての浄土真宗|浄土真宗本願寺派(西本願寺)によると、阿弥陀さまは、出家して修行に励んだり、厳しい規律を守る生活を送ったりすることができない人であっても、どんなに辛いことを抱えている人であっても、いのちあるものすべてをそのままに受け入れ、すくいに導いてくださる仏さまであるとされています。

そのため、浄土真宗には自力で厳しい修行を行うという概念や、守るべき戒律がありません。一方、先に見たとおり浄土宗の公式サイトはお念仏の教えを「となえれば、誰もがひとりのこらず救われる」と説明しています。となえるという行いをどう受け止めるかに、両宗派の違いが表れています。

戒律を要としないことは、僧侶の暮らし方にも表れています。同じはじめての浄土真宗|浄土真宗本願寺派(西本願寺)によると、親鸞聖人は法然聖人のもとで恵信尼さまという女性と出会い、結婚されました。「すべてのものを棄てる『出家』という生き方をすべき僧侶が、妻をめとり家族を持つということは、当時の常識を覆す行いでした」と説明されています。

お経と、亡くなった後の受け止め方の違い

お念仏の受け止め方が違えば、日々のお勤めの内容も、亡くなった方への向き合い方も変わってきます。

日々のお勤めで読まれるお経の違い

日々のお勤めで読まれるお経にも違いがあります。

毎日のおつとめ|浄土宗【公式サイト】によると、浄土宗で日頃からお唱えするお経の次第は「日常勤行式(にちじょうごんぎょうしき)」と呼ばれます。香偈・三宝礼から始まり、『無量寿経』の四誓偈や、法然上人がご臨終の二日前に遺された一枚起請文を経て、念仏一会・総回向偈へと進む19の次第で構成されています。

一方、版本 三帖和讃並正信念仏偈|石川県(県指定文化財)によると、本願寺派において、従来勤行に使用されていた「六時礼讃」にかわって、正信偈・和讃を諷誦するように改めたのが蓮如上人であるとされています。

浄土真宗で読まれるお経の具体的な種類やその意味については、浄土真宗のお経の種類と意味を解説した記事で詳しくご紹介しています。

般若心経をとなえるかどうか

仏教のお経として広く知られている「般若心経」ですが、浄土真宗ではお勤めの際に般若心経をとなえることはありません。

般若心経は「空(くう)」の智慧を説き、自らの修行によって悟りを開くことを目指す内容であるため、阿弥陀さまの救いにすべてをおまかせする浄土真宗の教えとは方向性が異なるからです。

なお、先に挙げた浄土宗の日常勤行式にも般若心経は含まれていません。日々のお勤めで般若心経をとなえない点は、両宗派に共通しています。

亡くなった方をどう受け止めるかの違い

亡くなった後の受け止め方にも、両宗派で異なる特徴があります。

よくあるご質問|浄土真宗本願寺派(西本願寺)によると、他家の葬儀や法事に参列した場合、仏事関係の本に「御霊前とする」と書いてあったり、その文字が印刷された金封があったりしても、故人の霊に捧げるのではなく仏さまに捧げるため、書くなら「御仏前」であるとされています。これは、亡くなった方は阿弥陀さまの導きによってすぐに仏さまになられるという「往生即成仏(おうじょうそくじょうぶつ)」の教えに基づいているためです。

対してよくあるご質問|浄土宗【公式サイト】は、葬儀式について「僧侶が亡き人に「引導」を授け、阿弥陀さまのお迎え(来迎)を仰いで、速やかに極楽に往生することを願う法要です」と説明しています。亡き方を極楽浄土へ導くお勤めをするか、すでに仏となられた方として受け止めるか。ここに、葬儀や法事の意味づけの違いが表れています。

この受け止めは、日ごろの言葉づかいにも関わります。亡くなった方の行き先を「天国」と表す言い方について、よくあるご質問|浄土真宗本願寺派(西本願寺)は「天国ではなく、浄土だということを、言葉だけでも知って、使っていただきたく思います」と述べています。浄土真宗の法事や葬儀に参列されるときは、この言葉の違いを思い出してみてください。

浄土真宗における四十九日の捉え方や、亡き方への向き合い方については、浄土真宗の四十九日の考え方を解説した記事で詳しく説明しています。

法要の呼び方の違い(入仏法要・遷座法要・建碑法要)

当寺(西栄寺)では、年忌法要や月参り、四十九日法要といった一般的な仏事のほか、お仏壇を新しくお迎えする際の「入仏法要(にゅうぶつほうよう)」、お仏壇の移動や処分の際に行う「遷座法要(せんざほうよう)」、お墓を建立した際のお勤めである「建碑法要(けんぴほうよう)」などを執り行っております。

これらは浄土真宗において用いられる代表的な法要の呼び名です。他宗派では異なる呼び方をする場合があります。

お仏壇とお参りの作法の違い

教えの違いは、目に見える形になっても表れます。実際に手を合わせる場面で気づきやすいのが、お仏壇のお飾りと焼香の作法です。

ご本尊と脇掛(お掛け軸)の違い

お仏壇に安置するご本尊はどちらも阿弥陀如来ですが、その両脇に掛ける「お脇掛(お掛け軸)」に違いがあります。

ご本尊をお迎えする|真宗大谷派(東本願寺)によると、その両脇には「お脇掛」として、向かって右に十字御名号(帰命尽十方無碍光如来)、左に九字御名号(南無不可思議光如来)、または、向かって右に親鸞聖人、左に蓮如上人の御影をお掛けします。

浄土宗側については、よくあるご質問|浄土宗【公式サイト】が「お仏壇はお寺の本堂を模して造られた、お家の中の小さなお寺であり、阿弥陀さま、ご先祖さまに感謝をお供えする場でもあります」と説明しています。脇掛の具体的なお飾りは、菩提寺にお尋ねになるのが確実です。

お焼香の回数と作法の違い

お焼香の回数や作法は、宗派によって細かく定められています。

よくあるご質問|浄土宗【公式サイト】によると、浄土宗では「右手の親指と人差し指、中指の3本でお香をつまみます。つまんだ右手を仰向け、その下に左手を受けるように添えます。そのまま眉間の高さほどまでいただき、香炉の炭の上に丁寧にくべます」とされています。回数は「厳密には決まっていませんが、1回から3回程行います」とされ、お葬儀や法要で大勢が焼香するときは1回と案内されています。

一方、よくあるご質問|浄土真宗本願寺派(西本願寺)によると、本願寺派では「お香はおしいただかない」で「回数は一回」とされています。具体的な作法は以下の通りです。

  1. ご本尊の手前で軽く頭を下げる
  2. 進み寄って香盒(こうごう)の蓋を取り、お香を1回つまんで、そのまま香炉に入れる(おしいただかない)
  3. 香盒の蓋をして、合掌礼拝する
  4. 少し下がって軽く頭を下げる

お香を額の高さまで持ち上げる(いただく)かどうかが、両宗派で最も分かりやすい違いです。

なお、お線香の供え方にも決まりがあります。同じよくあるご質問|浄土真宗本願寺派(西本願寺)によると、浄土真宗では線香は立てずに、短く数本に折って寝かせます。

数珠(念珠)の違い

手を合わせるときに用いる数珠にも、両宗派で受け止め方の違いがあります。

よくあるご質問|浄土宗【公式サイト】によると、浄土宗では一般的に、輪を二つ組み合わせた「日課数珠」(「毎日お念仏をとなえるための数珠」の意)を使います。

一方よくあるご質問|浄土真宗本願寺派(西本願寺)によると、浄土真宗では「珠数」「数珠」よりも「念珠」という言い方が多く用いられます。そして「浄土真宗では、念珠を、煩悩を滅する道具として用いるのではなく、また、読経や念仏の回数をかぞえるために使うものでもありません。ただ、阿弥陀さまに合掌礼拝する時の礼儀として用いているのです」と説明されています。

お位牌を用いるかどうかと、戒名・法名という呼び方の違い

よくあるご質問|浄土宗【公式サイト】によると、浄土宗ではお位牌は木の札に亡くなった方の法名(いわゆる戒名)や俗名、命日、行年(享年)を記してお祀りするものとされています。なお、この記述からも分かるように、浄土宗では「戒名」と「法名」の両方の呼び方が用いられています。

一方、よくあるご質問|浄土真宗本願寺派(西本願寺)によると、浄土真宗では「戒名」という言い方はしません。戒名は自力修行をめざし受戒した人に授けられる名前であり、自力修行をしない浄土真宗にはそぐわないためです。

仏弟子となった名は「法名(ほうみょう)」と呼びます。また当寺でも、原則としてお位牌は用いず、法名を記した「過去帳」や「法名軸」をお仏壇に掛けていただいております。

位牌を用いない理由について、同じよくあるご質問|浄土真宗本願寺派(西本願寺)は、位牌がもともと中国の儒家で用いられ「亡き人の官位と姓名を記した牌であり、そこに神霊が宿ると信じられていました」とした上で、日本の先祖崇拝と結びついて仏教にも転用されたものの「やはり根底に『霊の宿る所』という意識が残っていると言わねばなりません」と説明しています。

浄土真宗において戒名ではなく法名と呼ぶ理由や、その意味については、浄土真宗で戒名を法名と呼ぶ理由を解説した記事で詳しくご紹介しています。

実家がどちらの宗派か分からないときの見分け方

実家の宗派を見分ける三つの手がかりを示した図解。お仏壇の脇掛はご本尊の左右の掛け軸を見る、お墓のお名前は「釋」で始まれば浄土真宗、お仏壇の引き出しの中に過去帳や法名軸があるかを確かめる。分からなければお寺に尋ねる

ここまで見てきた違いは、そのまま宗派を見分ける手がかりになります。尋ねられる親族がいない場合でも、いくつかの場所を見れば見当がつきます。

お仏壇のご本尊と脇掛から見分ける

実家の宗派が分からない場合、まずはお仏壇の中を確認してみましょう。

ご本尊の左右に掛けられているお掛け軸(脇掛)に、親鸞聖人や蓮如上人の御影、あるいは「南無不可思議光如来」などの御名号が書かれていれば、浄土真宗のお仏壇と考えられます。

お墓に刻まれた文字から見分ける

お墓の石塔(墓石)に刻まれている文字からも見分けることができます。

墓石の正面に「南無阿弥陀仏」や「倶会一処(くえいっしょ)」と刻まれていれば、阿弥陀さまの救いをよりどころとする宗派である可能性があります。ただしこれだけでは宗派までは絞り込めません。手がかりになるのは、墓石の側面や裏面に刻まれたご先祖様のお名前です。「釋〇〇(釋尼〇〇)」という法名が刻まれていれば、浄土真宗と考えられます。

それでも分からないときにどうするか

お仏壇やお墓を見ても判然としない場合は、お仏壇の引き出しを確認してみてください。過去帳や法名軸が保管されていることがあります。

また、ご親戚に尋ねてみるか、お寺から送られてきている封筒や年間行事の案内用紙がないかを探してみるのも確実な方法です。

浄土宗と浄土真宗の違いに関するよくある質問

宗派の違いをめぐっては、法事の前後で似た質問を繰り返しいただきます。特に多いものにお答えします。

浄土宗と浄土真宗は同じですか?

いいえ、異なる宗派です。どちらも阿弥陀如来を信仰し、南無阿弥陀仏をとなえるという共通点がありますが、歴史的な成り立ちや教えの受け止め方、お参りの作法などに明確な違いがあります。

浄土宗と浄土真宗、どちらが多いのですか?

どちらも全国に多くの寺院がある宗派です。ただし宗派ごとの寺院数や門信徒数は各宗派の自己申告にもとづく統計しかなく、数え方によって差が出ます。そのため本記事では具体的な数字は挙げません。数の多い少ないで教えの優劣が決まるものでもありません。

浄土宗と浄土真宗の仲は悪いのですか?

そのようなことはありません。浄土宗の開祖である法然聖人と、浄土真宗の開祖である親鸞聖人は、深い信頼関係で結ばれた師弟関係にありました。現代においても、お互いの教えを尊重し合う関係にあります。

浄土宗と浄土真宗のお経の違いは何ですか?

よりどころとする『浄土三部経』は両宗派に共通しています。違いが表れるのは日々のお勤めで、浄土宗では「日常勤行式」という次第が定められ、浄土真宗では「正信偈」や「和讃」がよく読まれます。なお、般若心経はどちらのお勤めにも含まれません。

夫婦で宗派が違う場合、お仏壇はどうすればよいですか?

ご夫婦で宗派が異なる場合は、どちらか一方の宗派の作法に合わせるか、あるいは両方の宗派の教えを尊重する形でお祀りするか、ご家族やお寺と相談して決めるのが一般的です。

浄土宗と浄土真宗はどう見分けますか?

お仏壇の脇掛に描かれている人物や文字、お焼香の回数(浄土真宗本願寺派は1回、おしいただかない)、亡くなった方の呼び名(戒名か法名か)などで見分けることができます。

まとめ

浄土宗と浄土真宗は、どちらも阿弥陀如来をご本尊とし、同じ浄土三部経をよりどころとして、南無阿弥陀仏のお念仏をとなえます。土台は共通しています。

分かれるのは、そのお念仏をどう受け止めるかという一点です。浄土宗の公式サイトが「となえれば、誰もがひとりのこらず救われる」と説くのに対し、浄土真宗の本願寺派はお念仏を阿弥陀さまからの「よび声」であり感謝の意味だと説明しています。

この一点の違いが、日々読まれるお経、焼香や線香の作法、数珠の持ち方、お位牌を用いるかどうか、そして亡くなった方をどう呼ぶかにまで及んでいます。実家の宗派が分からないときは、お仏壇の脇掛と、お墓に刻まれたご先祖様のお名前を確かめてみてください。

葬儀や法事を控えて宗派のことでお悩みの際は、ご先祖様が受け継いでこられた作法を一つずつ確認しながらお勤めください。

西栄寺は大阪市西淀川区の大阪本坊を中心に、堺・西成・西宮有馬の各支坊、兵庫県尼崎市の尼崎本坊、東京都足立区の東京別院を拠点としています。お仏壇のお給仕やお焼香の作法で迷われることがあれば、お気軽にお声がけください。

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この記事を書いた人

西栄寺の住職、山田博泰です。僧侶として70年、住職として40年にわたり、ご葬儀や法事、永代供養、納骨堂のご相談にお応えしてきました。「はい!っと返事、にこっと笑顔で、ぽん!っと行動」を教訓に、檀信徒の皆さまに親しみやすいお寺をめざして歩んでいます。供養や終活で不安を抱える方へ、お寺の立場から丁寧にお伝えします。

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