みなさんの拠り所でありたい 令和八年十月

以前に西栄寺の葬儀会館で葬儀を執り行うことになった方がいました。
しかしタイミングが悪く古くからお付き合いしている菩提寺さんが、どうしても葬儀に来れないということで、会館を運営管理している当寺院にお勤めの依頼が入ってきました。
要するに菩提寺さんのピンチヒッターということですが、幸い同じ宗派でしたのでお通夜と告別式の読経をすることになりました。
無事に葬儀が終わり、今後の中陰のお参りや満中陰などの法事は菩提寺さんに来てもらうので、西栄寺としてはこの日でご縁が切れたわけです。
それから半年が経ち、ある葬儀社からいつものように葬儀の依頼がありました。
すると葬儀の担当者から当家のことを伺うと、どうも半年前にお葬式のお勤めだけさせていただいた同じ当家さんでした。
当家さんいわく「西栄寺のお勤めが非常に丁寧で、読経後の分かりやすい法話、なおかつ遺族の悲しみに寄り添ったお話などして頂き、大変お世話になって心が救われました」とのことで、どうしても今回も西栄寺で勤めてほしいという希望でした。
そんなことを言われると正直うれしく誇らしく思う反面、菩提寺との関係性の希薄さに驚かされます。
現代の宗教離れの根本が少し垣間見れます。
宗教という名の上に胡座を掻いていては大事な檀家さんがすぐに離れていってしまうということ。
当家さんと同じ目線に立って、心に寄り添っていくことの大切さを改めて考えさせていただく出来事でした。
西栄寺はいつまでも皆さんの心の拠り所でありたいと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
合掌
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